アスミライ通信Vol10

2025年度3回目となる定例ミーティングを11月12日に開催!元Jリーガー夛田様、日本生命福岡様にご講演をいただき、また新規賛同受入企業のメモリーズ(株)横尾代表による自社PRを行って頂きました。

定例ミーティングの様子

Opening greeting

マグチグループ株式会社 CDPプロジェクトリーダー 加賀谷 直樹 様

開会挨拶の様子

皆さんこんにちは。マグチグループの加賀谷です。日頃は当プロジェクトに多大なるご賛同をいただき、誠にありがとうございます。本日はリアルとウェブの両方で多くの方にご参加いただき感謝しております。また、アドバイザーの鳥内秀晃様、木村様本日もよろしくお願いします。

早いもので、今年はこれが年内最後のミーティングになりますが、11月に入ってから急に寒くなりました。秋を通り越して一気に冬が来たような感覚です。先月中旬まではまだ半袖で過ごせていたのに、急に冬の格好をしなければならなくなりました。私の好きな金木犀も、例年なら10月頃に香るはずが、今年はつい先日ようやく匂いがしてきたなと思ったら、もう11月中旬です。季節が少しずつずれているような、四季を感じることが薄れてきたような気がしてなりません。この急激な寒暖差でインフルエンザも流行っており、ニュースでは感染者数が先月の倍になったと報じられていました。皆様も体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

今年の大きな話題といえば、やはり先月閉幕した大阪・関西万博ですね。当初はパビリオンの建設遅れなども懸念されていましたが、後半には連日20万人以上が訪れ、予約が取れないほどの盛況ぶりで幕を閉じました。何度も足を運んだ方からは、やはり行くと面白いという話を聞いています。

スポーツ界に目を向けますと、今月15日からは東京で日本初開催、かつ100回目という記念すべきデフリンピックが開催されます。来年2月にはミラノ冬季オリンピック、3月にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)も控えており、メジャーリーガーの参加を含め、さらなる盛り上がりが期待されます。

特にMLBでの日本選手の活躍は目覚ましいものがありました。ドジャースの大谷選手、山本選手、そして佐々木選手の活躍もあり、ワールドシリーズ2連覇を成し遂げられました。日本人が世界で活躍する姿は、我々にとっても誇りであり宝物です。その一方で、今年の日本シリーズはセ・リーグでダントツ優勝した阪神タイガースが負けてしまい、少し寂しい思いをされたファンの方も多かったのではないでしょうか。タイガースには来年もぜひ頑張ってもらいたいです。

そして先月、運命のドラフト会議が行われ132名が指名を受けました。しかしその光の当たる場所がある一方で、戦力外通告や引退を発表した選手が157名もいます。本日、広島ではその選手たちの再起をかけたトライアウトが行われており、約45名が参加しているようです。しかし、この中で再びNPBの舞台に残れるのはわずか3名ほどだと言われています。それ以外の選手たちは独立リーグや社会人野球へ進む道もありますが、我々としても、彼らのセカンドキャリアにおいて何か力になれることはないかと常に考えています。

先週、オリックスの管理部長にお会いした際も、球団としてセカンドキャリア支援には注力しているというお話を伺いました。また、関西在住のスカウトの方々とも積極的にお会いしていますが、皆様常にこの問題への意識を持たれています。例えば3年前、このプロジェクトに登録していただいた元阪神の桑原謙太朗選手は、当時はなかなかマッチングが難しかったのですが、この秋のキャンプからコーチとして現場に戻られたというニュースを拝見しました。それはそれで、彼にとって素晴らしい道が開けたのだと嬉しく思っています。

本日は特別講演として元Jリーガーの夛田様、日本生命の福岡様、そして企業PRとしてメモリーズ株式会社様をお迎えしています。多くの現役選手が引退を迎える中、アスリートを応援し、彼らの価値を社会と結びつけていくために、我々はこれからも行動してまいります。本日はよろしくお願いいたします。

Special lecture1

LUCENTRO 夛田 凌輔 様

特別講演1の様子

こんにちは。夛田凌輔です。ご紹介いただいたように元Jリーガーで、今はサッカー選手のセカンドキャリアのサポート事業をしています。13年間プロの世界で戦ってきて、引退後に強く感じたのは「アスリートの価値というものが、まだまだ社会に伝わりきっていない」ということでした。今日はアスリートの本当の価値をどう社会へ届けていくか、僕自身の経験を交えてお話しさせていただきます。

僕は高校卒業と同時にセレッソ大阪とプロ契約し、そこから大分、群馬、長野、栃木、秋田、相模原、北九州と、13年間で多くのクラブを渡り歩きました。2年前に現役を引退し、今は接骨院の経営コンサルや企業塾の講師をしていますが、そこでまず驚いたのが「サッカー界の当たり前が、社会では当たり前ではない」という事実でした。

例えば、何かがうまくいかない時に言い訳をしない、人のせいにしない、すべて自分の責任だ、と考えること。僕たちアスリートにとっては当然の姿勢ですが、社会に出ると、本当にこの行動を取れている人は意外と少ないことに気づきました。そして現役選手自身もこれが特別な価値であることに気づいていないんです。

サッカー選手の多くは、実はセカンドキャリアについて「考えたくない」のが本音です。準備をすることは、自分の「終わり」を意識することだと思ってしまうからです。でも、現実は過酷です。僕も現役中に3度、戦力外通告を受けました。一度、3月の開幕までチームが見つからなかった時は、本当に引退を覚悟しました。サッカーしかしてこなかった自分に何ができるのか、どうやって仕事をすればいいのか、全くわからず途方に暮れました。

結局その後5年間プロを続けられましたが、こうした苦い経験があるからこそ、僕は選手たちに「現役中から準備を始めてほしい」と伝えています。引退した先輩たちも全員、「一日でも早く準備しておけばよかった」と口を揃えます。また、サッカーしかできないからと、消去法で指導者の道を選ぶのも危険です。教えられる子供たちも幸せではありません。

講演スライド「現状の課題、認識」

もう一つ、選手に強く言っているのは「お金は感謝の対価である」ということです。スポンサーは「集めるもの」や「支援してもらうもの」だと思われがちですが、社会の仕組みは「ニーズと価値の交換」です。自分たちがどんな価値を提供し、どう人を喜ばせられるのか。それを理解し、表現できていないからこそ、社会からは「根性はあるけど、プライドが高くて扱いづらい」といった誤解を受けてしまうのです。

アスリートは根性ではなく、“思考と管理のプロ”

アスリートの本当の価値は、根性ではなく「思考と管理のプロ」である点にあります。僕たちは毎日、メンタルを整え、ベストを出すセルフマネジメントを呼吸するように行っています。チーム内での立ち位置を理解し、勝つためのPDCAサイクルを無意識に毎日回し続けているんです。これはビジネスの世界で結果を出すために不可欠な要素です。ある社長さんは「うちの部下はやれない理由を探すが、サッカー選手は結果を出すために考える。これは思考の質の違いだ」と言っていました。

講演スライド「アスリートの社会における価値、特徴」

Jリーグの世界は経済的にも本当に厳しいです。でも、どんな時も「自分に矢印を向けて」向き合い続ける生き様こそが、社会を照らす価値になります。現役を続けながら社会と関わり、そこで得た成功体験が現役のパフォーマンスも高め、引退後の人生を豊かにします。選手が単に支えられる存在ではなく、自ら価値を生み出し、社会に貢献していく。そんな可能性にぜひ投資していただき、僕も含めた選手たちに「投資した分、しっかり回収するぞ」とプレッシャーをかけていただけたら嬉しいです。

ご清聴ありがとうございました。

Special lecture2

日本生命保険相互会社 御堂筋南支社 大正港営業部 営業部長 福岡 昂大 様

特別講演2の様子

日本生命の福岡昂大と申します。私は1997年愛媛県の伊予市で生まれまして、今年で28歳になります。見た目がだいぶ落ち着いているので、お客様からは「40代じゃないの?」と言われることもありますが、一応まだピチピチの20代でございます(笑)。私はプロアスリートではありませんが、大学4回生まで真剣に野球に打ち込んできた一人の「元アスリート」として、学生時代の経験が今の仕事にどう活きているかをお話しさせていただきます。

私の野球人生のスタートは少し変わっていまして、小学校4年生の時に地域のソフトボールから始まりました。当時はルールも知らず、打ったら一塁ではなく三塁に走ってしまうような子供でしたが、6年生の時にはキャプテンで4番、ピッチャー兼キャッチャーを務めるようになりました。中学でも軟式野球部のキャプテンとして四国大会に出場し、進学校である松山中央高校でも56名の大所帯を率いるキャプテンを務めさせていただきました。いわば、ずっとチームの「中心」にいるのが当たり前の野球人生だったんです。

しかし、スポーツ推薦で入学した関西大学の野球部で、私は人生最大の壁にぶつかりました。部員は200名を超え、一学年だけでも50人以上。そこには、阪神の藤浪晋太郎選手(当時・大阪桐蔭)のように甲子園で春夏連覇を果たしたようなスター選手たちが、テレビの向こう側からそのまま飛び出してきたような感覚でずらりと並んでいました。井の中の蛙だった私は、強豪校のレベルの高さに圧倒され、初めて「補欠」という立場を経験することになったのです。ベンチ入りできたのはわずか1回。4年間のほとんどをスタンドでの応援や、Aチームの練習補助といった「裏方」として過ごしました。

この「裏方に回る」という4年間が、実は今の僕を支える最大の財産になっています。プロや社会人野球を目指していたスタメンの同期たちが、セレクションに次々と落ちていく厳しい現実を目の当たりにし、僕は4年生の夏に就職活動へ舵を切りました。現在は日本生命の営業部長として、14名の女性職員さん、いわゆる「ニッセイレディ」の方々の管理職を務めています。

仕事の中で役立っていることは二つあります。一つは「我慢と辛抱」です。学生時代納得がいかないことや苦しい練習に歯を食いしばって耐えてきた経験が、今の激務の中でも「自分なら耐えられる」という根拠のない自信に繋がっています。そしてもう一つが「組織を支える経験」です。今の僕の仕事は、自分が主役になって売上をあげることではありません。14名の職員さん一人ひとりの悩みを聞き、メンタルを支え、彼女たちが成果を出せるように土台を整えることです。ここで、大学時代の「スタンドから応援し、練習をサポートした経験」がそのまま活きています。主戦場で戦う人たちをどう支え、どう喜ばせるか。その大切さは、裏方を経験したからこそ心から理解できるのです。

講演スライド「我慢できること」

また、社会に出て痛感したのは「脳みその体力」の重要性です。かつてのように筋トレや走り込みをしていれば満足だった自分とは違い、今は一人ひとりの異なる目標や生活を管理するために、猛烈に頭を使います。この「脳の疲れ」は、現役時代の身体的な疲れに勝るとも劣らないものですが、それもまた新しい鍛錬だと思って取り組んでいます。

私の同期で今も現役を続けているのは、広島カープの森翔平投手だけになりました。他の同期は皆引退しましたが、彼らは口を揃えて「現役の時よりも今の方が野球が好きだ」と言います。選手としてプレーする以外にも、球場を運営したり、チームを支えたり、野球との関わり方は多様です。もし今、スランプや挫折で苦しんでいるアスリートがいるなら、「トップでやり続けるだけでは気づけない価値が必ずある」と伝えたい。完全燃焼できなくても、「まだできる」という悔しさを持って社会に出る人は、必ず勝ち残れると信じています。

講演スライド「縁の下の力持ち」

最後に一つ宣伝になりますが、本日18時から、日本生命硬式野球部が日本選手権の決勝でヤマハ様と対戦します。京セラドームで頂点を目指して戦いますので、ぜひ皆様、応援をよろしくお願いいたします!

Supporting company

メモリーズ株式会社 代表取締役社長 横尾 将臣 様

企業紹介の様子

皆様こんにちは。本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。我々メモリーズという会社は「遺品整理」という仕事を専門にしております。最近ではドラマなどで取り上げられメジャーになってきましたが、亡くなられたり施設に入ったりした際に、ご家族だけでは体力も時間も、そして何より思い出への感情が邪魔をして片付けられないお家を、ご遺族に寄り添いながら一緒に片付ける仕事です。

今、日本は高齢化率が29%を超え、世界の先進国の中でもぶっちぎりの超高齢社会です。CNNなどの海外メディアからも取材を受けますが、彼らは不思議に思っています。「日本人は災害が起きても一列に並ぶほど民度が高いのに、なぜ一人の人間が部屋で亡くなって1ヶ月も3ヶ月も発見されないんだ?」と。世界は今、日本がこの孤独死や地域コミュニティの崩壊という課題をどう乗り越えていくのかを注視しています。

私たちのサービスは単なる片付けに留まりません。亡くなった後の「遺品整理」だけでなく、高齢者の方が地域から孤立してゴミを溜め込まないよう、その人が長く元気に生きるための「福祉整理(生前整理)」にも力を入れています。

また、全国的に増加している空き家の整理や、月に10件以上も対応しているゴミ屋敷の清掃も行っています。さらには孤独死の現場を清掃・消臭し、次の方が住める状態に戻す「特殊清掃」も我々の重要な役割です。大阪24名、横浜13名の体制で、売上は7億円弱ほど。買い取れるものをしっかり収益化し、自社でリサイクルやネット販売、海外輸出まで内製化しています。SNSやYouTubeも社会問題の発信源として活用し、現在4万人ほどの登録者がいます。

メモリーズのサービス紹介

今回このプロジェクトに参画させていただいたのは、アスリートの方々と我々の仕事には「お客様を感動させる」という大きな共通点があると感じたからです。私がこの仕事を始めた頃、孤独死の現場で大変な清掃を終えた際、ご遺族から「横尾さんがいてくれてよかった」と言われました。それまで感謝の言葉など聞いたことがなかった私にとって、この言葉は衝撃でした。思い出に寄り添う作業がどれほど人々の心に刺さるのか。現場は毎日が真剣勝負であり戦いです。

この仕事には非常に高いモラルが問われます。他人の家に入り、引き出しを開けるわけですから。これまで20年のキャリアの中で、現場から出てきた現金の最高額は1億300万円です。自分の物ではありませんが、金運が上がる気がしたほどです。日本のタンス預金は60兆円とも言われていますが、こうした環境で誠実さを貫くことこそが我々の価値です。

また、現場には凄まじい「現実」があります。2024年、独り暮らしで亡くなった方は7万6,020人、1日平均208人にも上ります。孤独死ゼロという目標が完全に破綻している中、我々は『プロジェクト72H』という、3日以内に発見することを目指す活動をしています。それ以上経つとご遺体は腐敗し、近隣の方々も臭いとの戦いになります。死後2週間で発見された現場で、炊飯器の横に研がれたままのお米を見つけたことがあります。「明日もまだ生きてやるぞ」というメッセージですよね。生きようとしていた、でも明日が来なかった。その思いを受け止めるのが我々の使命です。

現場で求められるのはホスピタリティとチーム力、そして体力です。個々で動いても作業は進みません。誰かが統率し、チームワークを組んで、規律正しく動かなければなりません。アスリートの方はメンタルも強いですし、何より「自分の能力をどう発揮すべきか」を察する質問が非常に的確です。皆さんが競技で培ってきた力は、我々の現場でそのまま大きな価値になります。1日単位のアルバイトからでも構いません。誰かのために何かをしたい、誰かを勇気づけたいという思いを持つ方と一緒に働けることを心待ちにしております。

Closing address

マグチグループ株式会社 代表取締役VCOO 尾形 哲 様

閉会挨拶の様子

皆様、改めましてこんにちは。お忙しい中、リアルでの参加、またウェブでの参加をいただきありがとうございます。ただ、ウェブ参加の方が少し少ないのも気になりますし、リアルの参加もまだ少ないと感じています。次回はぜひ、リアルでの参加を増やしていただくよう改めてお願い申し上げます。

本日も、鳥内アドバイザー、木村アドバイザー、いつも貴重なコメントをいただき感謝しております。木村アドバイザーから冒頭にご紹介いただいた12月6日の甲子園歴史館でのイベントについても、ぜひ多くの皆様に参加をお願いしたいと思っております。

イベントのチラシを見ていて改めて驚いたのですが、歴史に残る「箕島対星稜」の延長18回、当時石井さん(木村アドバイザーの旧姓)が投げ抜いた投球数は257球だったのですね。今の「一日100球」という基準から考えれば、一人で二試合半を投げ切ったことになります。改めてその鉄人ぶりと凄さを感じさせていただきました。ぜひ皆様も、歴史館で飾られている内容をその目で見ていただけたらと思います。

また、冒頭の加賀谷さんの挨拶についても一言触れたいと思います。今日はいつもの加賀谷さんと違うな、と思ったんです。普段は野球の話から入るのに、今日は金木犀や四季の話、万博の話までして「えらいブラッシュアップしてきたな」と感心していたのですが、後半はしっかりと野球の話で締めくくられましたね。新しい意識が見えた、非常にいい挨拶だったのではないかと思います。

選手の近況についても嬉しいニュースがありました。3年前にこのプロジェクトに登録してくれた元阪神の桑原選手が、この秋からコーチとして現場に戻られたそうです。また、一年前にここへ来てくれた坪井智哉さんも、ヤクルトの二軍コーチから一軍の打撃コーチへ昇格されたと聞いております。関わらせていただいた皆さんがこうして活躍されるのは非常に嬉しいことです。皆様もぜひ応援をよろしくお願いいたします。

アスリートの「思考」はビジネスの武器になる。本日、特別講演をいただいた元Jリーガーの夛田さん、ありがとうございました。「アスリートの本当の価値を社会へ」というあの熱き思い、今日この場にいた皆様に十分に伝わったと思います。夛田さんをご紹介いただいたひかりグループの河野社長にも感謝申し上げます。

夛田さんのお話にもありましたが、人生100年時代と言われる今、20代での引退はまだ人生のわずか四分の一程度です。それを「終わり」と捉えるのではなく、新しい人生へのスタートだと意欲を湧かせる環境作りが、このCDPの入り口の考え方そのものです。「思考と管理」、つまり「常に考え抜くこと」と「決めた目標を追い続けること」は、アスリートに限らず、人生の活力として非常に重要なのだと改めて勉強になりました。

そして日本生命の福岡部長、ありがとうございました。20代で14名の女性職員を管理し、苦労されているその背景には、キャプテンと裏方の両面を経験された福岡さんならではの強みがあるのだと感じました。「一人でできるスポーツはない、仕事もまたチームである」というお話がありました。かつて帝京大学ラグビー部を9連覇に導いた岩出監督も、優勝した際には必ずスタッフの方々を先に胴上げされていたそうです。一番頑張って後ろからついてきてくれた人たちに感謝し、胴上げできるかどうかが、本当のチームの強さになるのだと改めて感じさせていただきました。

社会の課題を「自分事」として捉え、行動する。メモリーズの横尾社長、さすがプロの講演をされているだけあって、非常に分かりやすく聞きやすいお話でした。実は私、横尾社長のことは十数年前からテレビで拝見しておりました。遺品整理の中で、お客様自身も分からなかった現金や価値あるものを誠実に返金していくあのビジネスのあり方に、当時から非常に感銘を受けていたのです。今回、ようやくご縁をいただき、「ぜひ一緒に仕事をさせてください」と今まさに頭を下げている最中です。

横尾社長の仕事は、まさにお客様や周りの皆を感動させる「アスリートの思い」そのものだと思います。ホスピタリティと誠実さがなければできない価値ある仕事を、我々も微力ながら広げていくお手伝いができればと思っております。ちなみに、横尾社長は元ラガーマンであり、今はサックスの演奏者でもあるそうです。機会があればぜひ演奏もお聞かせいただきたいです。

最後になりますが、最近よく「企業経営はベースボール型からサッカーやラグビー型に変わってきている」というお話をさせていただきます。監督の指示通りに動く型から、選手一人ひとりが状況を判断して自ら考えて動く形への変化です。

しかし、今回のドジャースの優勝を見ていて「やはりベースボールもいいな」と思い直しました。例えば、山本由伸投手が自らの意志でブルペンに向かったことで、チーム全体が奮い立った場面がありました。選手生命を考えればリスクもあったでしょうが、自らの「覚悟」を持って行動したことが、打線を奮起させ、結果を導いたのです。一人の人間が覚悟を決めた行動をすることは、経営においても大きな影響を与えるのだと感じました。

最近、サッカー出身の竹中俊さんという社会活動家がネパールの孤児院を支援している映画『はんぶんこ』を見てきました。彼は、自分が最初にネパールで食事を分けてもらったという「テイク」の感謝があるからこそ、残りの人生を「ギブ」し続けたいと、29歳の若さで覚悟を決めて活動しています。

「自分が何をしたいのか」を自分で決め、その決断に覚悟を持つこと。それが生きていく上で最も必要なことです。このキャリアデザインプロジェクトが掲げる「やりきる勇気」「切り替える勇気」「自分で決める勇気」を、もっともっと広げていけるよう努力してまいります。引き続き皆様のご協力をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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