2月28日に2023年度4回目となる定例ミーティングを開催!
三菱総研 木村様による特別講演を実施。また神戸世界パラ陸上組織委員会から北林様を招いて、世界パラ陸上についてお話を伺った。

Opening greeting
CDPプロジェクトチームリーダー 加賀谷 直樹

皆様、こんにちは。キャリアデザインプロジェクトのチームリーダー、加賀谷と申します。日頃は当プロジェクトにご賛同いただきまして、誠にありがとうございます。今年は年初早々、能登半島で大地震が発生し、被災された方々には1日も早い復興をお祈り申し上げます。2023年は国際大会などのスポーツイベントが多く開催され、侍ジャパンの世界一を皮切りに、多くの国際大会で日本人選手が活躍しました。また5月には世界パラ陸上が行われ、7月には4年に一度のパリオリンピック・パラリンピックが開催されます。こうした日本人選手の活躍する祭典が増える中、私たちは日本国民として全力で応援していきたいと考えています。
3月18日からはセンバツ高校野球が始まります。CDPのアドバイザーである木村様は、春夏の甲子園で連続優勝しているという素晴らしい実績を持った偉大なピッチャーであることをご紹介させていただきます。
私たちがアスリートのセカンドキャリアを応援する中で、毎年多くの現役アスリートが引退しています。日本生命の野球部監督や西武・日本ハムのスカウトマンとの面談を通じて、引退する選手をご紹介いただくこともありますが、マッチングまで至っていない状況です。アスリートのセカンドキャリアに対する関心は高く、我々プロジェクトメンバーもさらに意識を高め、考えていきたいと思っています。
本日は世界パラ陸上組織委員会の北林様、そしてアスリートプレゼンテーションでは100mの川西様、さらに三菱総研の木村様にご講演いただきます。皆様のますますのご発展とご健勝をお祈り申し上げ、開会の挨拶とさせていただきます。
Special lecture
神戸2024世界パラ陸上組織委員会 競技部長 北林 直哉 様

神戸市としての世界パラ陸上の取組み
初めまして、神戸世界パラ組織委員会の北林です。本来は東京オリンピック・パラリンピックの開催前の2019年に世界選手権を開催して日本の運気を高め、レガシーとして繋げていこうという主旨で取り組んでおりましたが、コロナ禍の影響等があり、2021年の開催も見送り、ようやく2024年に開催できる運びとなりました。延期を2回繰り返した経緯もありまして、組織委員会としても、かなり体制が変わってきております。
そんな中、神戸市として、私も週2回ほどアドバイザーとして活動しておりますが、世界パラと言うと、皆様もちょっと記憶にあるかもしれませんが、恐らくほとんどマイナーです。マイナー競技、マイナー種目が、どのように大会として成功させていくのかといったところを考えていくと、競技だけでは難しいと考えております。障がい者の方のパフォーマンスを見るということだけではなく、神戸市としてこの世界パラを通じて、どこへ向かっていくのか、というところが一番大事ではないかと思っております。直接関係はないかもしれませんが、アスリートが現役を終えて、次のステップに進むときに、過去の栄光だけではなかなかいけない、という部分と通ずるところがあるのではないかと感じております。
そういったことも関連してこの話を少しさせていただきたいと思っております。ご覧の通り、オフィシャルスポンサーであるアシックス・トヨタの割合が大きくなっていますが、地元の企業を含めて数十社が参画してきております。

運営は、規定に基づいたスポンサー制度に則って活動しておりますが、これだけでは資金が足りないというのが現実です。元々の予算枠が27億9,000万円に対し、神戸市が負担できるのは18億円が限界というのが実情です。では残りをどうするのか、という議論になり、辿り着いたのがふるさと納税の活用です。
神戸市は、障害の有無に捉われない、インクルーシブな都市づくり・人づくりに取り組むことによって、共生社会の国際的な都市として築き上げられると考えております。もう一つは、子供たちを会場に招待して、実際にパフォーマンスを観戦してもらう取り組みです。実行するにあたり、1口5万円の寄付を募って小中学校の子供たちに足を運んでもらっています。実際に体験することで教育的な材料に役立つことが期待され、取り組んでおります。
掲げているテーマ
今年の5月11日から25日まで、世界パラが神戸ユニバー記念競技場で開催されるにあたり、大きく3つのテーマで取り組んでおります。一つ目は「繋げる」です。これは、東京のオリンピック・パラリンピックが終わった後の感動をもう一度、この大会を通じてオリパラレガシーを継承していこうという意味を込めて「繋げる」をテーマに掲げております。
二つ目は「広げる」です。当然ながら、世界のパラアスリートを神戸に招くわけですから、スポーツを通じた交流を広げたいと考えております。そして三つ目は「進める」です。インクルーシブな大会として進めていくため、当然ながらパラという障がい者だけの大会ではありますが、関連イベントでは、様々な国や地域の方々、そしてLGBTQを含む多様な方々が集まれるような大会を目指しています。
このような形で神戸としては、世界パラを有効的に活用して都市作りやまち作り、そして人作りを進めていきたいという思いで取り組んでおります。実際に現地でご覧いただかないと分からないこともあります。よろしければ、ぜひ一度見に来てください。
以上が、神戸市の取り組みと世界パラの大まかな概要の紹介でございます。

Special lecture
株式会社三菱総合研究所 人材・キャリア事業本部 木村 健人 様

三菱総研が考えるセカンドキャリア課題
三菱総合研究所というのは主にリサーチコンサル、あるいは政策提言をしている会社になります。私自身は新卒で三菱総研に入りまして、主に組織や人事、そういったところのコンサルティングやリサーチを経験しました。
その後、事業会社で採用や育成あるいは報酬労務管理といった人事の実務を経験しました。実は東京オリパラのときに三菱総研が、全国の企業や自治体、官公庁に対して、東京オリパラを一過性のイベントに終わらせずに良いレガシーを作りましょうと呼びかけ、各地で作る競技場を東京オリパラ後も活用したり、あるいは国際交流もいろんな国と行われましたので、そういったものを引き継いでいこうとか、私が提案したのがソフトなレガシーということで、オリパラで活躍されたアスリートあるいはオリパラに限らず色んなプロスポーツで活躍された方が生涯輝く人生を歩むといったことを、次世代のアスリートを育てるためにも大事だということでこの事業を提案しました。
私はアスリートを経験して競技を通じていろんな力を身につけて、その力はその後、いろんな社会企業、地域で役立つという世界を作りたいというのがあります。
もう一つは、三菱総研は今まで官公庁と組んで、教育やスポーツ振興、あるいはエネルギー・防災といった政策提言を行ってきたり、民間企業にコンサルをしたりしてきましたが、どうしても「言っておしまい」というケースが多かったです。
創業50周年を2020年に迎えたところで、我々としても、何か汗をかいてちゃんと事業をしようということでいろんな新規事業を立ち上げ始めております。
今日お話したい内容は三つあります。一つ目は社会課題を三菱総研はどう考えているのか、というお話をしたいと思います。広い話になりますが、今日の労働市場では実は大きなミスマッチが生まれようとしているということを、社会課題として捉えております。
これ見ていただきますと下の方が需給バランスでいうと人が不足しており、上が余っているということで、ご存知の通り2025年は、どこの企業の方々に聞いても人が足りないというところが多いです。ところがこれから2030年に向かってこれが急速にAIやロボットなどの新しい技術が取り入れられると、むしろ余剰感が出てきます。そういった先端技術を使って技術革新をリードするようないわゆる専門技術を持った方が、今後200万人ぐらい足りなくなると言われております。このミスマッチは、確実に5年後には起こってくると予測しています。

一方で我々のリサーチでは、例えば専業主婦、あるいはアスリートは、定期的・継続的という形ではない方が多く、そういった方々が企業でいわゆる正社員として働いてない層が700万人ぐらいいると算出しております。今まで正社員として働いていない方がチャレンジして、報酬も高く得られるという後押しをしていきたいというのが我々の事業の中身になります。そのときに当然アスリートが、例えばいきなりITエンジニアになるとか、データ分析のプロになるのはなかなか難しいですが、自分の短所長所をきちんと知った上で、新しい技術を学んで働いてみるとか、そういった形で活躍するというようなサイクルを我々は「フラップ」と呼んでおります。
アスリートと企業をつなげる取組み
何か流れに任せて、自分のキャリアを作るではなくて、自律的に、自分が本当に何をしたい人間なのかを知って世の中には何が求められているのかを知ることで、自分の人生を作っていくことを我々は推奨しています。
二つ目のお話は、ユニーク人材の中でもなぜ我々がアスリートの方に着目してまず事業化しようとしているかというところについてお話をしたいと思います。サッカーや野球という一見華々しいスポーツにも、野球であれば独立リーグであったりサッカーであれば、J3・地域リーグという、給料が少ない世界の中で、アルバイトをしたり何か違う仕事を探しながら競技を続けている方たちも多くなっています。
一方、我々も何十社と回ってお話をさせていただくと、その中で多くの方がアスリートは確かにポテンシャルはあるが、もし迎えるとすると30歳の新人扱いになる。そうするとお給料もそれなりです。それから、スポーツ庁もデュアルキャリアという問題を課題として認識して、デュアルキャリアが大事だと推奨してますが、競技を通じてその後に通じる力を身につけデュアルに変えましょうという方々よりは、やはりその時期は競技に専念して、まず競技で結果を出しなさいという指導者がまだまだ多いというのが現実と認識しております。ですから、我々がユニーク人材としてアスリートをまず応援したいというのは非常に注目される存在でありながら、非常に大きな課題というところから始めています。
今一番私が大事だと思うのは、中期長期のキャリアデザインっていうものをしっかり自分で考えて自分でどう生きたいかっていうことを、自律的に切り拓く力、これは特に大手の企業だとどうしても会社任せ人事部任せですが、それをアスリートの方は既に体現されてると思います。
もう一つ短期の目標を決めて、その目標をクリアするためにどういう練習をすればいいのか、どういう組み立てをしていけばいいのかということを緻密に考える力です。目標から逆算して実行する力、そして諦めずに継続する力こういうものをスポーツを通じて、学ばれてるアスリートが多いと感じます。
最後のお話になりますが、実際三菱総研がどういうアスリートフラップ支援事業をしているのかというところを御紹介していきます。大枠で言うとアスリートフラップ支援事業の真ん中にあるのは、できるだけ大きなプラットフォームを作ってそこにアスリートサポートラボ、こちらは企業自治体、あるいはいろんな各種団体のビジネスサイドの方々、地域の方々が集まり、もう一つアスリートインっていうアスリートのに集まっていただき、そういう大きなまとまりを二つ作って、交流し合うイベントですとか、あるいは短期案件でのいわゆる雇用マッチングを行なっています。

今、アスリートインには約500名登録をいただいてまして、9月末には1000名を目標に動いてます。アスリートサポートラボは今60社ほどでこれも9月末に100社のご賛同を得るべく活動しております。我々がなし遂げたいと思ってることはアスリートにもっと短期長期含めていろんな活躍の機会があるということをお知らせしたいということと、実際に引退されて活躍されている方が多数いますので、そういった方がメンターとして競技を越えて次世代の現役の方たちにアドバイスできるような世界を作りたいですし、あとはアスリートも実は同じ競技でもいろんなタイプの方がいらっしゃいますので、それぞれに合った学びをするといいよとか、こういう職業の選択肢があるよってことをリコメンドしていきたいと思っています。
企業に対しては、人材確保だけではなく、ブランディング向上、組織のエンゲージメントを高めるとか、健康増進とかいろんな形でアスリートと関わりが持てるということを、一緒に機会を作っていき、アスリートはもっと活躍できると感じている事業者・団体がたくさんいるので、我々としては競争するのではなく、ともに協業してこの輪をどんどん広げて企業・地域にとっても、それからアスリートにいろんな選択肢があることをお見せできるような世界を作っていきたいと考えております。
我々がやりたいのは、アスリートは競技を通じて様々な力を既に蓄えてる、そういったそれぞれのアスリートの強みや、そういうキャリアを回してきた経験をきちんと可視化して、それを企業地域の方に、こういった分野で活躍できる方ですとおすすめできるような世界をこれから3年、5年で作っていきたいと考えてます。
Athleat plesentation
合同会社Gollirab所属 100mスプリンター 川西 裕太 様

僕には、リレーで世界一になるという夢があります。
なぜリレーで世界一になろうと思ったのか、自己紹介も含めてお話しさせていただきます。僕は陸上競技100m選手の川西雄太です。26歳で、合同会社ゴリラボでアスリート社員として競技を続けさせてもらっています。
最初はバスケットボール部でしたが、3ヶ月練習をして向いていないことに気付きやめました。何をするか迷っていた時に小学校5年生の担任の先生から、「お前は足が速いから、陸上やったら面白いんじゃない」と言われたことを思い出して、陸上部に入ることにしました。
がむしゃらに練習した結果、中学2年生の時に100mで大阪府で5番になることができました。このまま陸上で高校に進学しようと決心していた矢先に陸上人生で最大の怪我をしました。左のお尻の肉離れを起こし、1ヶ月歩くことができなくなり、家に引き込もることになりました。陸上でいくと決めたのに、走れない状態の自分に生きている価値はないとふさぎ込み、包丁を胸に突き立てて自殺を試みようとするほどの精神状態に追い込まれました。でもすぐに怖くなって、包丁は投げ捨てました。そんな怖い思いをするぐらいだったら、もう一度陸上競技を頑張ろうと思ってリハビリから頑張りました。
リハビリに励み、中学3年生のときには100mで大阪府2番になることができ、都道府県対抗リレーの代表選手に選んでもらうことができました。そして見事に都道府県対抗リレーで、日本一になることができました。
僕はこのときに、自分1人の力だと大阪府で2番だけど普段戦っているライバルと手を取り合うことで、自分だけではつかめない大きな結果を手にすることができることを知り、リレーの面白さに気付きました。
そして、1回日本一になれたから今度は世界一を目指したいと強く思うようになり、「リレーで世界一になる」という新たな夢ができました。高校は近畿大学附属高等学校に入学し、練習に打ち込んでいましたが、高校2年生のときにがむしゃらに頑張るだけではもう競技力は伸びないという頭打ちを食らってしまいました。
そんなときでも、リレーでは日本ユースという全国大会で、日本で2番になることができました。仲間と力を合わすことで、1人で2番になることは無理でも、4人で力を合わせれば大きな結果を手にすることが出来るという体験をもう一度味わることができ、改めてリレーの面白さに気付きました。その後、近畿大学に入学し、僕はラッキーなことに井上智コーチに出会うことができました。
井上コーチの紹介させていただきます。井上コーチは100mと、200mの元日本記録保持者で、オリンピックに2回、世界陸上に4回出場されているすごい方です。僕は井上コーチと出会うことができて、陸上競技に対する考えが変わりました。

普段からどうすれば強くなれるのか、どうすれば速くなれるのか、という試行錯誤をコーチと共に繰り返すことで、日々強くなっていくことが実感できすごく楽しくなりました。その結果、大学4年生のときに、100mで関西で5番になることができて、リレーでは1番になることができました。
その後、就職先を考える時期が来るのですが、僕はどうしても陸上を続けたいという思いが強かったので、陸上競技で学生から実業団に進もうと考えるものの、実態は日本でトップの選手しか雇用してもらうことができないという狭き門でした。
でも諦めきれずに近畿大学の通信教育学部に、2年間入学することを決め、陸上競技を続ける環境を作りました。僕はこの2年間で、100mで日本選手権に出ることができなければ、もうきっぱりやめようと決め、奮起した結果、無事に100m日本選手権に出ることができて、準決勝に進出することができました。その間、並行して近畿大学の仲間たちとリレーを組むこともでき、2年連続日本選手権リレーで日本3番になることができました。このとき僕は、社会人になっても陸上が続けられる環境を見つけることができ、今も競技を続けさせてもらっています。
アスリートと企業をつなげる取組み
僕は今、アスリート社員として雇用してもらって、競技を続けています。午前中に陸上競技の練習をさせてもらって、午後からは放課後等デイサービスと、週2回のかけっこ教室「ゴリラボDASHスクール」をやっていて、ここで井上コーチから教えてもらった知識と経験を子供たちにこっそり教えています。
今、3足のわらじを履いて頑張っていますが、アスリートには期限があると思っており、僕の競技者としての期限は、31歳までかなと考えています。2028年のロサンゼルスオリンピックの出場を目指して挑戦したいと思います。
そんな僕の今の目標は、リレーの日本代表になることです。これは、僕の夢の「リレーで世界一になる」っていうことの通過点となりますが、何で100mではなくて、リレーなのかというと、僕1人の力では及ばなくても4人の力を合わせることで、1人では届かない大きな結果を手にすることができるという体験を何回もさせてもらったので、リレーで日本代表になりたいと思っています。ご存知の通りリレーはバトンを繋いで行う競技ですが、攻めたバトンパスの練習を何回も行います。それが実際に試合で決まったときがすごく気持ちがいいです。これがリレーの醍醐味と思っております。
ここから日本代表選手の選考基準について説明させていただきます。一つ目に、各世界大会の標準記録を突破していることです。今年のパリオリンピックであれば、10秒00の標準記録を突破しないとまず出場できません。二つ目に、世界大会が行われる年の日本選手権で3番以内に入賞することも条件になってきます。三つ目に、世界大会が行われる年の100mでのワールドランキングが、56位以内であることも条件になっています。このワールドランキングは、ワールドポイントで決まるのですが、記録ポイントと大会ランクポイントの合算で決まります。一つの大会で一つのワールドポイントが決まり、五つのワールドポイントの平均値で、その人のポイントが決まる仕組みになっています。この三つが日本代表に向けてやることです。
次にリレーの選考基準ですが、リレーメンバーの選考は100mの代表から3人、200mの代表から3人選出されます。
次に日本選手権の説明をさせていただきます。僕の今の自己ベストは10秒32です。最高成績は、準決勝進出になっています。まず出場するには、国内で56番以内に入っている必要があって、その56位以内のボーダーラインが、10秒36ぐらいになる見込みです。この予選の上位24名の人たちが準決勝に上がることができ、そのボーダーラインが、10秒25ぐらいになる見込みです。更に決勝へ進むためには、準決勝の上位8名が進めて、準決勝で10秒20を出すことが、ボーダーラインになると思われます。ここからが日本代表の選考基準に入る3番以内なんですが、3位が10秒10ぐらい、優勝は10秒05ぐらいになるのではないかと思っています。僕がこの日本代表選考基準である3番以内に入るために必要なことは、スタートの改善することと考えております。


アスリートと企業をつなげる取組み
ここまで僕が陸上好きになれたかというのは本当に井上智コーチと出会えたからといっても過言ではありません。僕も実際にコーチになって、川西に出会えたから社会人になっても、陸上競技が続けたいと言われる存在になりたいと思っています。
理想像は、選手とコーチの関係だけどまるで先輩と後輩のような距離感が近くて、何でも言い合える間柄になりたいと思っています。明日から「コーチに来てよ」と言われて、ある程度はできるとは思いますが、自身の競技者としての引き出しや知見はまだ浅いと思っていて、この先実際に世界で戦えるぐらいの競技者になることができれば理想的なコーチとして指導していけるんじゃないかなと思っています。
ここからは僕からの皆さんへのお願いです。まずは僕の陸上競技に対する思いを今回聞いていただけて本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。陸上競技は実際に結果が出るときに、電光掲示板に名前と順位と記録が出るのですが、実際にこの瞬間を皆さんにぜひ陸上競技場に足を運んでもらって、僕と一緒に陸上競技を楽しんで欲しいと思ってます。
また今年の試合予定スケジュールですが、初戦は4月の上旬に大阪のヤンマースタジアム長居で行われる記録会に出ようと思っています。これは僕がこの冬頑張ってきたお披露目会になると思っているのでぜひ皆さんに来ていただきたいです。
二つ目が、9月の中旬にヤンマースタジアム長居にて関西実業団選手権があります。まだ日本選手権の出場権利を獲得できていないので、この関西実業団選手権で日本選手権の出場権を獲得するために、ここで優勝して勢いをつけたいと思っています。本当に見に来ていただきたいと思います。
また6月の末に、会場は新潟になりますが日本選手権があります。僕がどんな成績を残せるのか、皆さんにぜひ応援していただきたいと思います。
僕は国内で戦う準備は今の状態でできていますが、夢に近づくにあたって、海外で転戦をしていかなければならない状態です。今の状態では、転戦する資金が足りない状況が来ますので、実際に試合に見に来ていただいて、川西面白いなと思ってくれた方がいましたら、資金的なサポートをしていただけるとすごく助かります。
今回のCDPでのプレゼンの機会をいただけたことでの気づきですが、僕が実際に今、競技を頑張ることが自分自身の未来の可能性を広げているんだなというふうなことに気づくことができました。本当に皆さんと、競技場で会えるのを楽しみにしています。ご清聴ありがとうございました。
Closing address
マグチグループ株式会社 代表取締役VCOO 尾形 哲

お忙しい中リアルで会場に足を運んでいただいた皆様、またウェブで参加していただいている皆様ありがとうございます。そしてお忙しい中、リアルに会場を運んでいただいている鳥内先生、木村さんありがとうございます。
3名の方の発表、非常にいいお話だったと思います。まず世界パラ陸上北林様ありがとうございます。北林様とは数年来お付き合いさせていただいておりますが、我々が12月にインクルーシブ研究会ということで特に障害者雇用を強化していきましょうということで約30社集まっていただいた会にも、北林様にお世話になっていろいろとアドバイスをいただいています。インクルーシブ研究会ですが、ご存知の通り障害者雇用の法定雇用率が2.3%・2.5%・2.7%・2.8%と変化していくわけですけれども、法定雇用率に縛られて我々は適正な雇用を障害者であっても守るんだということを進めていくための会ということでやらせていただいております。やはり先ほどの話もありますが、健常者もいろんな千差万別の方がいらっしゃいます。障害者もいろんな障害をお持ちの方がいらっしゃいます。でも健常者と障害者の境目ってどこまで誰がどう決めるのかという話もあります。これは我々にとっては、働く労働力として見た場合には全てが個性特徴なのです。それがいかに適正にはまっていくか、これが雇用の原点であるということでこの会を進めさせていただいているということで、引き続き北橋さんにお世話になります。いろんな取り組みをしている中で、北林さんが世界パラ陸上の事務局競技部長ということで、今日お話をいただいて、皆で応援ができたらと思います。北林さんは、賛同受入企業にも入っていただいてるアワハウスさんとの関連性も強く、アワハウスさん主催で毎年ヤンマースタジアム長居でアンリミテッドスポーツフェスというのもやられております。今年は8月31日土曜日ということなんですが、要は健常者も障害者も一緒に陸上大会をやりましょうという会です。同時開催で、eスポーツもアンリミテッドでやられております。ぜひ皆さん一度覗いていただけたらと思います。素晴らしい取り組みをされていると思っております。
続いてアスリートプレゼンということで川西さん、ありがとうございました。素晴らしいですね。リレーで世界一になる明確な目標を持っておられ、しかもリレーであると。個人ではなくてチームであると、この考え方というのは、今この若さの中で、しっかりと持たれてるということは必ずこれからの長い人生の中にこれを積み上げていくことで、おそらく素晴らしい人生になっていくんじゃないかなと思います。感心したのが、この話のストーリーに、目的・目標・手段が明確にあるなということを感心して聞かせていただきました。目的は本人の中にしっかりあると思いますけど、何も変わらない不変のものだというふうに思います。自分がこうなる人生だということを決めた目的があると思います。それに対して目標が年齢、あるいは事象の中で変わっていき、その手段も都度変化させながら、目標を達成して目的に近づくと、こんなストーリーが伝わってくる素晴らしいプレゼンだというふうに思っております。ありがとうございました。ぜひこれも皆様、応援していただきたいと思いますし、またダンノマンもやっぱり諦めてないですよね? 10種競技と、このリレー、ぜひ皆さん応援していただきたいと思います。
そしてもう一つお伝えしたいのは、ダンノマンが言われてる素晴らしい言葉があります。「今、今日できてないことは明日できること」と、このことを信じてですね、ぜひパリに行っていただきたいなと思います。期待しております。ありがとうございました。
三菱総研木村様ありがとうございます。お聞きになられた皆さんが思うのは、キャリアデザインプロジェクトと競合ではないかと、あの話を聞かれると、競合なのになんでこんな話すんのというふうに思われるかもわかりませんけれども、まさしく木村さんが言われた通り、これがアスリートにとってあるいは受け入れる企業にとってプラスになるならば、そこは全然力を合わせて輪を広げたいと、こんな思いを語っていただき我々はそこに乗っかるような形ですけれども、一緒に輪を少しでも広げていけたらなということでお話をいただきました。フラップ、これも非常にわかりやすい仕組みだと思いますし、鳥内先生からの話もありましたけれども、要は知る・学ぶ・行動、そして活躍、大事なのはこの活躍だと思います。この目標のために、その前提の手段で知る・学ぶ・行動、これがあるものだというふうに感じて聞かせていただきました。この活躍があるからこそサイクルしていくんだ、目標があるからこそ、サイクルしていくんだ。こういうようなことだと思いますので、ぜひこのフラップの手法も含めて、我々も一緒にやらしていただけるところがあったらお声掛けいただけたらなというふうに思いますし、相互のシナジーが少しでも生まれたら幸いです。いずれも素晴らしいお話で私も非常に勉強になりました。
実は1月の物流新聞に、鳥内先生の記事が出ておりました。自分で考える力という講演の記事が載っておりまして、今日のこの会を初めから総括するような内容だったかと思いまして、ちょっと改めて皆さんにご紹介したいなというふうに思います。ご存知の通り鳥内先生は関学アメフト部の監督として甲子園ボール12回を優勝という実績があります。先生はその強さの根源はというところで、「教育」ということをキーワードに出されておりまして、スポーツを通じて人間形成をするんだということがこの記事の中にも書かれてました。
一つは「物事を自分ごととして積極的に動く。そのために必要な目標設定は、与えられるものではなくて、自分で考え、自ら設定するものである。目標は自ら設定するもの。」これが一つです。二つ目に、「計画は、詳細にそして期限を明確に」と。期限を明確にし分析して根拠を持つことも大事であって、期限があるから、夢が現実になったことがわかるし、期限がないと夢のままで過ぎていくんじゃないかということで、期限ということをしっかりとキーワードにされておりました。
三つ目に、「教育は権限を与え、自分の力で考えさせ自分の力で考えるんだと。そして失敗をさせて、成長に必要な経験を与える。考えない失敗は意味がない駄目だ。」というふうなこの三つ目のキーワードを出しておられました。
この三つの目標のまさしく三者の方のお話にも連動するものであるというふうに思って聞かしていただいたんですけれども、我々CDPの発足の理念と、全く一緒だと思いますし、このことっていうのは、こういった会に限らず、それぞれ皆さんの企業でも同じことが全く言える三つのワードじゃないかなというふうに思います。
自分の目標がない人間は、おそらく達成感もないというふうに思います。目標のないところに成果のはかりようがないということだと思います。また夢に期日をということで、私も昔アサヒビールの亡くなった会長が、こういうキーワードを持たれておりました。やはり期日のないものは、単なる独りよがり、自己満足に過ぎないということだと思います。失敗を考えるから、課題となって、また課題が目標になるから達成の喜びを得られる。喜びがあるから、夢を考えるとこういったサイクルになるんじゃないかなと思います。やはり考えるというキーワード、非常に大事だというふうに思いまして、これがCDPの原点CDPがアスリートの皆様に寄与できる部分は、このキーワードかなと思います。やり切る、そして切り替える。そして自分で考える、自分で決める。これがCDPの目標でございますので、引き続き皆様、よろしくお願いを申し上げます。本日は長時間どうもありがとうございました。
Information
川西裕太選手 出場大会
4月8~9日 陸上記録会 @ヤンマースタジアム長居
5月12~14日 関西実業団陸上競技選手権大会 @ヤンマースタジアム長居
6月27~30日 全日本陸上選手権大会 新潟電化ビックスワンスタジアム
網本麻里選手 出場大会
4月17~20日 パリ2024パラリンピック競技大会 世界最終予選 @Asueアリーナ大阪
神戸2024 世界パラ陸上競技選手権大会
5月17~25日@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
次回の定例ミーティングは、5月21日(火)です。
賛同受入企業全社の出欠を取らせていただいております。
※欠席の場合もご回答くださいませ。
Employment record(アスリート就職実績)

楠本 歩(WEBマーケティング系企業)
桑原 謙太郎(スポーツ用品店)
三浦 尚子(神奈川県地元企業)
加納 佑真
中田 世(放課後等デイサービス)
賛同受入企業
キャリアデザインプロジェクトは、様々な分野で活躍している賛同受入企業によって支えられています。
